近江真綿と北近江
真(本当の)綿という意味の真綿。真綿とは、木綿ではなく「蚕の繭玉」を引き伸ばした絹(シルク)のことを指します。琵琶湖の北東部、北近江と呼ばれる地域(長浜市・米原市)では、江戸時代より真綿のもととなる養蚕が盛んでした。木之本では「琴」や「三味線の糸」、長浜では「濱ちりめん」、そして米原では「近江真綿」が作られてきました。そして作られる製品は国内でも最高品質のものばかりです。
しかし、現在、真綿生産者は数えるほどなってしまいました。
近江真綿の特徴
天然素材
近江真綿は天然素材でできており、肌に近いタンパク質を含んでいるので皮膚に優しい素材。
吸湿性
天然素材ならではの吸水性、撥水性に優れ、保湿、保温効果に優れる。
清潔
真綿は繊維が長く静電気が起きにくい素材です。ホコリや雑菌もたまりにくく消臭効果もあり清潔です。
近江真綿を使った製品は、アレルギーのある方やお子様にも安心してご利用いただける素材です。
近江真綿職人
近江真綿の伝統と技術を受け継ぐ数少ない職人、北川氏(北川キルト縫工)の作業風景。2011年滋賀県技能者表彰(おうみの名工)被表彰者に選出されておられます。弊社のオリジナル寝具の製作を依頼しています。
北川氏は他にも、ひざかけなどオリジナル商品の販売や工房内で、真綿の手引き体験などもされています。